伊勢神宮・内宮の別宮 月読宮

  

正宮に次ぐ格式高いお宮、それが別宮です。内宮や外宮の域内にも別宮がありますが、少し離れた場所にもあります。なかでも伊勢から遠く離れた瀧原宮や伊雑宮の別宮のことを「遙宮」(とおのみや)と呼びます。参拝者で賑わう両正宮参拝の後は静かで趣のある別宮をおすすめします。

内宮・外宮には内宮十か所、外宮4か所のあわせて14の別宮があります。そのうち9社が宮域外にあります。

外宮の別宮である月夜見宮以外は内宮の別宮で月讀宮(月讀宮つきよみのみや・月讀荒御魂宮つきよみあらみたのみや・伊佐奈岐宮いざなぎのみや・伊佐奈弥宮いざなみのみや)、倭姫宮やまとひめのみや、伊雑宮いざわのみや、瀧原宮たきはらのみや(瀧原宮、瀧原竝宮たきはらのならびのみや)があります。宮域外の9の別宮巡りをおすすめします。

  

  

伊勢神宮・内宮から近い月読宮をご紹介します。

参宮の宿 宿屋五十鈴からは徒歩約15分です。天照大神の家族神を祀る神社で天照大神が太陽神と呼ばれるのに対して月読尊の光彩が天照大神に次ぐものとされ太陽に次ぐ月になぞられています。夜之食国を治めております。外宮にも月夜見宮があり月読尊を祭っていますが、こちらでは月夜見尊と書きます。同じ神様ですが漢字が違います。伊勢神宮では、こちらを「げつどく」さんといい区別しているそうです。内宮の荒祭宮に次ぐ第二位の別宮とされています。伊弉諾尊と伊弉冉尊の夫婦神を祭っていることから夫婦円満や縁結びを願う人達を見ます。

 

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入口は御幸道路側と国道23号(バイパス)側の2か所あります。バイパス側入口は広い駐車場も整備され参拝者の多くはこちら側を利用されますがバイパスは昭和48年の式年遷宮の年に完成した比較的新しい道です。そちら側を裏参道、御幸道路側が表参道になります。写真は表参道の御幸道路側になります。(御幸道路 明治天皇の伊勢神宮行幸に合わせて整備された道)

 

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 月読宮は緑豊かな長い参道を進みます。

 

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表参道側からはバス・電車のアクセスがいいです。バスは「中村町」停留所から北へ徒歩3分。近鉄電車は「五十鈴川」駅から南へ徒歩5分です。車ですと裏参道側に駐車場が用意されています。タクシーの場合は外宮の月夜見宮と混同されないように内宮の月読宮と伝えると無難です。

   

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参道を進んで行くと左側に社殿が見えてきます。右手側にも参道がありますがこれは月読宮の式年遷宮(社殿を新たに建て替え神様にお遷りいただくお祭り)を南北に行うためです。(内宮・外宮は共に東西で行います。)現在の社殿は南側にありますが次の第62回の式年遷宮では社殿は北側に移り右側の参道を進み参拝します。現在は結界がはられており行けません。

 

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参拝の順番が記されています。①月讀宮つきよみのみや(天照大神の弟神であり須佐之男命の兄神、月讀尊が御祭神)・②月讀荒御魂宮つきよみのあらみたのみや(月讀尊荒御魂が御祭神)・③伊佐奈岐宮いざなぎのみや(月讀尊の父神である伊弉諾尊が御祭神)・④伊佐奈弥宮いざなみのみや(月讀尊の母神である伊弉冉尊が御祭神)。参拝は右から2番目の月讀宮からで社殿の並び順ではないのでご注意しましょう。創始についての詳細は不明ですが奈良時代には月読社と称されていました。現在の4社の形になったのは明治6年です。

 

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この写真では3社ですが4社が並び南に面してご鎮座しています。

 

 

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 右側が月讀宮ですが他のお宮より社殿が(鳥居も)大きく作られているのが分かります。

 

 

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こちらの写真は世界遺産の宗像大社の辺津宮、第二宮(ていにぐう)と第三宮(ていさんぐう)ですが、このお宮は月讀宮の 伊佐奈岐宮と伊佐奈弥宮の式年遷宮後の古殿を移築再建したものです。私が宗像大社の本殿(国の重要文化財)参拝後に第二宮と第三宮に向かったら伊勢神宮と同じ唯一神明造りで、びっくりしたのを鮮明に覚えています。横にあった由緒書きを読んで近所の月讀宮のものでありとてもご縁を感じました。ちなみに月讀宮は全てのお宮の後側に回れませんが宗像大社はぐるっと回れます。

  

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伊佐奈岐宮 第60回、61回の式年遷宮で宗像大社の第二宮(御祭神は田心姫神)に移築されました。

 

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伊佐奈弥宮 第60回、61回の式年遷宮で宗像大社の第三宮(御祭神は湍津姫)に移築されました。

 

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こちらは国道23号バイパス側の入口ですが鳥居門をくぐりすぐ右に石段があり登ると葭原神社(あしはらじんじゃ)があります。

 

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大きな楠木が生える林の中にあります。御祭神は 佐佐津比古命(ささつひこのみこと)、宇加乃御玉御祖命(うかのみたまのみおやのみこと)、伊加利比賣命(いかりひめのみこと)です。3柱とも田畑の守護神で五穀豊穣の神とされています。

 

月読宮(月讀宮)

〒516-0028 三重県伊勢市中村町742−1 電話番号 0596-22-2801  参拝時間:午前5時から午後6時まで。(参拝停止時間は5月から8月までは午後7時まで、10月から12月までは午後5時まで)お札や御朱印のお取り扱いもしています。アクセス 中村町バス停留所から徒歩1分。電車は近鉄「五十鈴川」駅から徒歩5分です。別宮の参拝方法は特に決まりはありませんが外宮参拝のあとに月夜見宮、内宮参拝のあとに一番近いここ月読宮のあとに倭姫宮へ。そこから遙宮へ行くのが順当な参拝順序でしょう。